top of page

1864

European : Black Cavendish, Burley, Virginia

缶タバコ、と一口に言っても幾つか種類がある。ベーシックな密封された缶、マクレーランド式のフルオープンエンド(所謂「パッ缶」)の缶などである。聞くところによるとコンビーフの缶のような開封式のものもあるとか。

WOラールセンの100g缶は独特の形式。長方形の缶にタバコが入っているのかと思いきや缶はただの入れ物で中には普通に袋が入っている。密閉は大丈夫なのかしら。情報によると「1864 Perfect Mixture」はアマレット、ココア、チョコ、コーヒー、シトラス、オレンジ、ウイスキーと着香物の定番香料てんこ盛りのブレンド。パーフェクトなんて大それた名前が付いているし、どんな味がするのかと期待して購入。値段は100gの割にはリーズナブル。

袋を開けると確かにフルーティな甘〜い香りが漂う。開封時には結構乾き気味。もしかしたら水分が飛んでしまったのかもしれない。

早速燻らせてみると以前2016年エディションで感じたのと同じ、舌の根に残る感じのラールセン独特の味がする。この味は一体何の味なのだろうか…。乾き気味だからか結構モクモク燃えていがらっぽく、かなり軽い。香りも抜けてしまって正直あまり美味しく無い…。やはり袋は密封性が劣るからか水分が飛んでしまうのだろうか。着香系なので乾き気味に調整してある可能性もあるにはあるけれど。

後日ガッツリ加湿してリトライ。ラールセン味は相変わらず。いがらっぽさも大分緩和されたとは言え健在。私の技量不足が大きいかもしれないけれども。良く燃える割に突然消えるので詰め方には気を使った方が良さそう。

香りは甘いが口の中は結構しっかりしたタバコ感であり、どうも想像していたのと違う。フッと時々甘い香りがするが、強く出てくるのはヴァージアっぽい甘さでアマレットやらの香りは見つけられない。加湿しすぎたせいかどうも火持ちが悪い。かと言ってドローを強くするとかなり苦味が出てくるのでクールスモーキングを心がけた方が良さそうだ。軽めでルームノートも良いので常煙向けな銘柄。とは言っても期待がトロッとしたフルーティさだった事もあってちょっとガッカリ。100gもあるから吸い慣れてくると大分印象が変わってくるかもしれないけれども。

​かふぇいん

bottom of page