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Frog Morton's Cellar

American : Virginia, Latakia

マクレーランドのヒット商品である蛙さんシリーズの一つ。相変わらずこのパッケージが良い。この他にも「オン・ザ・タウン」「オン・ザ・バイユー」「アクロス・ザ・ポンド」など蛙さんは色々なところに現れるようだ。「オン・ザ・バイユー」は購入してあるので気が向いたら開封すると思う。

さて、今回の「オン・ザ・セラー」は地下のセラーでウィスキーを楽しむ蛙さんのパッケージ通りウィスキーフレーバーの効いたミクスチャー。TabaccoReview.comによるとヴァージニアとラタキアのブレンドらしい。開封すると確かにウィスキーの香りが漂うが思ったよりも控えめ。また、特有のほのかなケチャップの香りも健在。マクレーランドは着香系の開封時の香りがとても良い気がする。ダンタバコなんかもキャラクターの強い着香が得意だけれども、また少し異なった香りだ。

中にはゴロッとブロック状の木片が鎮座していた。どうやら香り付けにウィスキー樽の一部が入れてあるようだ。

カットは相変わらずでボロボロしていて詰めづらいし細かい葉っぱが口に入る。火付、火持ち共に良好。詰め方によっては燃えすぎるくらいなのでちょっとキツ目に詰めるのが良いと思う。

序盤はヴァージニア系主体でウィスキーはあまり感じられない。とは言えラタキアが入っているからかピュアなヴァージニアブレンドと比べるかなりコッテリ目の口当たり。少し進むとウィスキーの香りと甘み?(これはヴァージニア?)が口に広がる。かと言ってベース煙草を殺すほどの強烈さではなく、あくまでアクセントとしてもウィスキー香なので非常に上品な感じがする。

アメリカンらしくコントロールしやすい部類だが、燃やしすぎると流石に煙たいのであんまり煙量豊かにプカプカするのはオススメしない。ラタキア感は無印のフロッグモートンと比べるとかなり弱めのようで、時たまに「あ、ラタキア入りだ」と感じられる程度。後半は徐々に香りが抜けて再びヴァージニアが顔を出す。

着香系のお手本のような上品かつ吸いごたえのあるミクスチャーであっという間に50g消費してしまった。ルームノートも良いし、気軽に燻らせやすいので常備リストに入れても良いくらいだ。因みにこれを購入した「Smorkingpipes.com」での缶煙草のベストセラー1位はこいつ。やはり定番には定番足りえる理由があるのだ。

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