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Red Velvet

American : Virginia

新しいパイプ煙草を開拓するときって勇気が要るよね。葉巻なら 1本単位からでも買えるし紙巻なら 1箱 400円程度だけどパイプ煙草は数週間分まとめ買い。だからこそインスピレーションで買った煙草が美味しかったときは快感を覚える。さて、今回買ったのはベルベット・レッド。僕は CDや DVDをジャケットで選ぶことが多いけど、コレもパッケージで選んでみた。暗闇の中にうっすら見えるパイプに輝く煙、シンプルだけどオシャレでミステリアス。前評判ではアマレットと柑橘風味のブラックキャベンディッシュってことだけど、どうかな。意を決して着火するとアマレットの香りが広がる、ベタベタの着香物かと思ったら甘さは感じないな・・・というか辛い? 火付きも火持ちも悪くないしボウルも熱くなっていないんだけど、口の中には味のしない煙が広がり辛みの後に渋みが薄く残る、これはもっとクールに吸わないとわからないかな。というわけで歯を磨きとマウスウォッシュ、ついでに氷で口の中を冷やしてミステリーに再挑戦。今度はゆっくり、慎重に・・・ボウルは体温よりも低く保っている、パイプを咥えながら口を少し開けて外気と一緒に煙を吸い、ゆっくり吐く。僕はこの方法がクールスモーキングの一番の方法だと思う。吸い方を変えると辛みはまろやかになり、微かに香る柑橘系はコアントロー?ホワンと香る優しい風味は白ワイン?・・・それはベルベットじゃなくてベルモットか。なんだかバーに長居してカクテルを楽しんでいる気分になる一品だ。 (会員 K.U.)

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